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第2回目企業人事の本音教えます~「Venture's Live 市川 大樹 氏」インタビュー

Posted On 2015.8.4
学生の就活支援や企業人事向けセミナーなどを運営する、Venture's Live(ベンチャーズライブ 現在、一般社団法人設立準備中)運営事務局ディレクターの市川大樹さん。
スタートアップでのキャリア、仲間や後輩への想い、多くの学生や人事担当者との対話・交流を通して培った豊富な経験をもとに、就活・面接における重要なポイントなどについてお話しをうかがいました。


学生時代からのベンチャー野郎、就活生と企業をつなぐ橋渡し人へ



――はじめに市川さんの経歴を教えていただけますか?

生まれは大阪、育ちは仙台で、東北大学出身です。 ただ大学在学中には休学1年、留年を2年もして、モバイルオンラインゲーム事業などを手がけるベンチャー企業でインターンをしたり、理系向けのインターンシップ情報サイトを運営するスタートアップ企業で取締役を務めたりと、のべ4社くらい関わってベンチャービジネスをやり倒してきました(笑) ほとんど仙台にはいなかったですね。

学生時代一緒に事業をしていた人の中には、現在かなりの有名人もいらっしゃるので、自分の力不足を逆に痛感しています(苦笑)


――そこからどのような経緯で人事・採用支援組織であるVenture's Liveでの活動につながっていくのでしょうか?

大学卒業後、新卒でソニーに入社したのですが、学生時代ベンチャー野郎だった自分には大企業はどうしても合わなくて1年とちょっとで退職。 地元である仙台に戻って、日本発のソーシャルベンチャー(社会課題を民間で解決する組織)を立ち上げるべく、障がい者の就労支援やお子様の教育事業などを行う株式会社LITALICO(旧社名:ウイングル)に創業メンバーとして参画しました。 それが2006年5月のことです。

その後、いくつかの事業立上げに関わり、部門責任者や執行役員を歴任していたときに、兼務として人事採用担当者になりました。 都合7年ほど新卒の採用担当をしていたのですが、今から2年前の2013年にベンチャー企業の若手採用担当者で結成されたVenture's Liveというプロジェクトに出会い、この活動に参加しました。

昔から教師志望だったりしたので若者と向かい合うのが好きでしたから、プロジェクトを通して多くの学生さんと積極的に対話してきました。
そして今年3月末にLITALICOを退職したのを機にVenture's Liveの活動を支える専任スタッフとして、事務局を立ち上げ、運営サポートや非営利団体としての法人設立の準備などを行っています。


――Venture's Liveとはどのようなものでどういった活動をしているのですか?

この活動は、あるベンチャー企業に勤めていた2人の若手人事担当者が、現在の就職活動全体に対して問題提起をしたことがスタートでした。 そして、彼らの「これからの日本をともに創っていく学生さんに、たくさんの選択肢の中から、後悔のない人生を選択しもらいたい」という想いを具現化するプロジェクトとしてVenture's Liveは生まれたのです。

この想いに賛同して参加してくれた企業数はのべ70社以上にのぼり、過去にはあのパシフィコ横浜を自分達だけで借りて、1,000人規模の合同のインターンシップ説明会などを開催したりしました。 かなり大変でしたけどね(笑)

また、最近は若いベンチャー企業人事を育てるための勉強会なども運営し、これまで以上に就活生とベンチャー企業とをつなぐ橋渡し役として、様々な取組みを展開しています。


面接で最も重要なことは「嘘をつかない勇気」



――Venture's Liveでの取組みなどを通し、多くの学生や人事担当者と接してこられたと思いますが、経験上、就活時の面接で最も重要なことは何だと考えていますか?

大切なのは面接において「嘘をつかない」ということです。 これをしっかりと伝えておきたい。どうにかして合格したいという学生さんの気持ちは理解できます。 でも、「自分の能力をかさ上げして面接を攻略する」「現実以上に自分を良く見せて選考を突破する」という考え方はそもそも間違っていると思います。


――市川さんが学生の面接をするときに、よくしていた質問があれば教えてください。

ありがちな質問に「大学時代に一番頑張ったことは?」というものがありますよね? 私はそういう質問はあまりしなかったです。 そうではなくて、「今までで一番死にそうになったのはどんなとき?」とか、「涙が出るくらい悔しかったことは?」とか、ちょっと違う角度の質問をしていました。


――そういった質問をすることにどんな意味があるのでしょうか?

面接を受ける学生さんはみなさんある程度は「武装」してきていると思うんです。 まずは、その鎧を脱いでもらいたいんですよね。 まったく予期していない質問には嘘ってつけないじゃないですか。 回答を準備していない質問に対して、どのような答えが出てくるのかを重視していました。


――どういった反応をする学生さんが多いですか?

やっぱり慌てる人が多いですよね(笑)。
でも、自分の中に答えが見つからないときは、正直に「わかりません」と言ってもいいんです。
就活生にとって面接で「わからない」と答えることは、とても怖いことだと思います。
しかし、重要なことは、先ほども言ったように嘘をつかずに面接に向かい合うこと。 その勇気だと思いますから。


――ほかに面接時の重要なポイントなどはありますか?

具体的な基準やポイントって実は答えづらいんですよね(苦笑)。
面接時の質問には、企業や人事担当者によって色々な意味合いがあると思いますし、企業側が優秀な人材を採りたいと思っていること、そのために面接を行っているということは事実です。
ただ実際に重視されるのは、学生さんと企業が「合うか合わないか」ということだと思います。
鎧を脱いで本当の自分をさらけ出した上で、お互いの文化・考え方が合うか、つまり「カルチャーフィット」するかどうか、ここが重要なポイントではないでしょうか。


「就活」は「恋愛」と同じ。好きな相手に自分を伝え、相手を心から知る



――とはいえ、面接では着飾ったり、よく見せようとしてしまいがちですよね?

そうですね。
でも、異性との恋愛を考えてみてください。
お金を持っている、スポーツが得意だと、嘘のプロフィールをアピールしてお付き合いが始まったとします。 それで、その後の恋愛がうまくいくと思いますか?
その後、つじつまを合わせ続けなきゃいけないし、最終的にマイナスでしかないと思うんです。
就活の面接も同じ。勇気を持って嘘をつかないことが重要なんです。


―――ありのままの自分で面接に挑むとしても、それなりの準備は必要だと思いますが。

これも恋愛に例えるとわかりやすいです。
恋愛するときって、普通は相手がどんな人かわからないまま告白したり、付き合ったりはしないですよね?
相手がどんな人なのか、何に興味を持っているのか、知りたいじゃないですか。 就活の面接もまったく同じだと思うんです。
自分の意中の相手がどういう会社なのか、それを知ろうとすることが必要な準備なのだと思います。


――就活は恋愛と同じ。ぜひ学生さんに覚えておいてもらいたいです。

「好きな人」のことを知ろうとする努力はできるのに、相手が「会社」になると急に何もできなくなってしまうんですよね。
例えば、合同説明会に行って気になった企業があったとします。
それなのに、その企業の人事担当者の名刺すらもらわずに帰ってしまう学生さんが多い。
どうせ名刺なんてもらえないだろうって。
じゃあ合コンで「いいな」と思った人の連絡先を聞かずに帰ります?(笑)
絶対そんなことしないはずですよね。
会社のことを「法人」と呼びますよね。もし仮に会社が人のようなものだとしたら、個人と法人とのコミュニケーションも、人と人が恋愛するときと同じだと思いますよ。


自分を正せる「素直さ」を持って、ともに歩める相手を見つけてほしい



――企業が求める学生、人物像とはどういうものなのでしょうか?

先ほども言いましたが、自分自身の経験で言えば、就活・面接で最も重要なのは、学生さんと企業とのカルチャーフィットなんです。 これが大前提であることは改めて伝えておきたいですね。
その上で、あえて求める要素を挙げるとすれば、「素直さ」だと思います。
素直さといっても「従順さ」という意味ではありません。 間違いを指摘されたときに、すぐに修正、方向転換ができるかどうか。
この「小さな勇気の連続」が素直さなんだと思うんです。
就活、面接という小さなくくりではなく、世の中から必要とされる人になるために重要な要素だと思います。


――就活生に対してエール・メッセージをいただけますか?

学生に向けて「上を見てもきりがない、横を見たら君がいた」という言葉をよく使うのですが、恋愛でも就活でも、上や下を見るのではなく、ともに生きて歩める人・企業を慌てずに、嘘をつかずに探してほしいです。
就活中はどうしても焦ってしまうと思います。 でも、クリスマスが近いからといって焦って恋人を作ろうと思っても、ろくなことはないですよね(笑)?

また、学生の皆さんには、就活を通して学んだことを、後輩達にリアリティを持って、偉ぶらずに伝えてほしいと思うんです。
若い世代に様々な情報をフィードバックしてあげることで、皆さんが経験して、嫌だったこと、変えたかったことを「再生産」しないようにしてほしい。 そうなれば就職活動が場当たり的な「対策」ではなく、よりよく人生を選ぶ本質的なものへと進歩していくんじゃないかと思っています。


――最後に、Venture's Liveの今後の目標を聞かせてください。



現在の新卒採用の仕組みには大きな問題があると思うんです。
本来、我々社会人は学生さんたちに対して、もっと早いタイミングで「働くとはどういうことなのか」といったことを、しっかりと伝えてあげなければいけない。
就活のときにしか学生さんと対話する機会を設けていないのは大人側の罪だと思いますし、私も常々申し訳ないと思っています。

Venture's Liveは創業者の想いを忘れず、働くということや小さな会社が大きく成長するとはどういうことなのかといった情報を、様々な活動を通じて幅広く学生さんに発信・提供していく場にしてきたいと考えています。
もちろんそれを伝える人事側もこれまで以上に切磋琢磨しながらですけどね。


[お知らせ]
Venture's Liveが主催する「自分のエンジンを全開にする2日間」Venture's Live Camp 2015がまもなく開催されます。
ベンチャーや大企業関係なく「ツキヌケタ」新人になるにはどうすればいいのか。
Venture's Liveだからこそ伝えられるメソッド満載の2日間です。
是非Venture's Live公式ホームページからご確認ください。
http://ventures-live.jp/

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